レモネのきみ

きみ(IF)の話を延々とする、全部嘘

こんなに憎いと思っている

今日も一日やり過ごした。どんなことを考えてた?

 

体調のこととかかな。気持ち悪いのが続いているから。それから、いくつも感情があったよ。攻撃的なことも考えた。ほとんど憎しみだと思う。考えたくないのに、ぼくは暇に任せていろんなものを憎んでいる。

 

ねえ、その中には君のこともあるんだよ。ぼくはあんなに優しい気持ちでいたのに、今になって何か破壊できそうなくらいの大きな憎しみを抱えている。どんなことを考えているかわかる?

 

君が不幸であり続ければいいと思っている。君の苦しい状況が変わらなければいいと呪っている。こんな自分が嫌だ。こんな置き土産をぼくに落としていったのは君だ。憎いと思う。

 

いつだったか、ぼくは本当に安らかな気持ちでいたのに、ほんの少しでいいから君の助けになりたいと願ったのに、今のぼくを見ろよ。見てみろよ、その目で。ぼくが変わっていないように見えるか?ぼくが無害に見えるか?ぼくがいい人に見えるか?いい人って君が言ったろ。そんなこともわからないのか。

 

ぼくは君を蔑むこともできるし、傷つけることもできる。そうしたい。でもそれより、考えたくないんだ。君に時間を割きたくないんだよ。もうこれっぽっちも、ぼくという人間のひとしずくすら君のために遣いたくない。

 

こんなの安っぽい逆恨みだ。よくあることだ。名前をつけるまでもなく、そこらに転がっていることだ。ぼくは痛くない。少なくとも痛がっているところを見せたりはしない。君にはぼくの価値を落とすことはできない。君は今までどおりちっぽけでそこにいろよ。お願いだからそのまま動かず、変わることなく歳をとってくれ。どうしてこんなに憎いんだ。放っておけばいいのに。ぼくはとてつもなく馬鹿だ。