レモネのきみ

きみ(IF)の話を延々とする、全部嘘

文章を他人に評価されるということ

やった、やったんだ、ぼくは、こんなのは初めてだ。自分の書いた文章を、初めて公募に出した。

 

ぼくの文章は少なくとも五人の審査員に読まれることになる。きっと全部は読んでくれないだろう。ぱらぱらと流し読みで終わるだろう。それでもいいんだ、ぼくは、何がすごいって、締め切りに間に合ったんだ。

 

ここ数日のぼくの調子の悪さのせいで、きみもぐらぐらだった。今も伏せっているって感じ。だから、これに間に合わなくても仕方ないと思っていたろ?

 

ああ、もう何もかもどうでもいい。この文章がぐちゃぐちゃのヘドロみたいにだめだってこともどうでもいい。だってやりとげたんだ。ああ。

 

頭が痛いし吐き気がする。ずっとおなかが空いている。変だ。このまま死ねたらいい。でも公募の選考結果は知りたい。人間だ、人間だなあ。きみもこれにはにっこりだ。わは、わはは。いつかきみをもっとずっといいところに連れて行けるくらいの人間になるからね。もう少し待ってね。